《ふたり咲き》灌音中“拳头挥舞得再给力点!”的呵斥和鼓舞，让我懊恼得焦急上火
1998年1月，我初次担任正式主持的YTV《u·fu·fu》开播。“取代还不太习惯的主持节目标我是柳泽慎吾先生和彦摩吕先生2人。第1次的嘉宾是我的超等粉丝田原俊彦先生!”(坂本冬美)
为了成为演歌歌手，那将是最初的时机了……。
——只能押宝在那首歌上了。
怀着如许强烈的表情，我参与了NHK的《勝ち抜き歌謡天堂》，选择的决胜曲是我神往已久的石川小百合演唱的《波行場しぐれ》。
做词的是曾为美空云雀大前辈写过《实赤な太陽》的吉岡治教师。做曲是和都はるみ大前辈合唱了本身创做的《浪花恋しぐれ》的岡千秋教师。
预赛中胜出的5小我，将和评委教师们构成一对，晋级下一阶段的《勝ち抜き歌謡天堂》，岡教师也是评委之一。
神啊，求求你了……奉求能让我和岡教师分在一组。
我见犹怜的我其时仍是个蒙昧少女，不免会那么无邪的想。
但是，祷告被打断了。那是上天的摆设呢，仍是神的恶做剧，最末和猪俣公章教师构成一组，并标致地胜出。我总觉得，本身和岡教师、猪俣教师有着难以想象的缘分。
岡教师第一次为我写的单曲就是那首《ふたり咲き》(1998年出售)。
与对任何事都很豪爽的猪俣教师差别，因为岡教师本身也会唱歌，所以在唱歌方面，他是一位十分严厉的教师。
明明是靠唱正宗演歌出道的，但其实不擅长唱正经八百演歌的我，和不断在创做不折不扣的正统演歌的岡教师相遇……。仅仅是如许，灌音难度比起日常平凡至少进步了两三个台阶。
“拳头挥舞得再给力点”
关于无法回应教师的敦促和鼓舞的本身，感应懊恼，焦急，上火。岡教师惦念着我，哪怕喝醒了还不时打德律风给我，我对他只要感谢之情。
嗯!?咦……那么说来……。以前我在《陽は昇る》里介绍过岡教师和酒馆蜜斯姐的故事之后，他一次也没打过德律风了……仿佛是没有……。
说不定，他老婆生气地说:“不要给冬美添费事了，别再打德律风了!”?(笑)。
教师，不妨的，我对教师说:“就打那里的德律风”。在那种情况下，我背后想请您再写曲子，此后也请多多照顾。偶然也给我打德律风吧。
然后，做为《ふたり咲き》的C/W曲是由遊なおこ教师做词，さくらなな做曲的《暮六ツ小町》。
你已经晓得了吧。是よ・ざ・く・ら・お・し・ち……的さくらなな。是的，四周的人都夸写的“很不错”，于是我就写了那首曲子。
（译者注：さくらなな，坂本冬美创做音乐时用的笔名。）
哎呀，实是的……实是欠好意思。
最末下定决心要公开，不外，有一点，KYON2……小泉今日子唱的《渚のはいから人魚》，此中的“ズキンドキン”那句话给了我灵感。
——诶～～～～，那，莫非是?
哎呀，惨了，那话听起来有点难听……并非剽窃，我并没有抄袭。是遭到启发了……语焉不详中。固然歌词和节拍都纷歧样，但浮如今脑海里的印象就是“ズキンドキン”那个调子。
坂本冬美《ふたり咲き》的颁发会在东京日比谷的松本楼举行。那是位于日比谷公园内的西式餐厅，创建于1903年，在高村光太郎的《智恵子抄》中也有退场【坂本冬美のモゴモゴモゴ】『ふたり咲き』録音で「もっとコブシを回して！」叱咤鼓励が悔しくて歯がゆくて
1998年1月には、初のレギュラー司会を務めるYTV『u･fu･fu』がスタート。 「不慣れなわたしに代わって番組を進行してくださったのは、柳沢慎吾さんと彦摩呂さんのお2人。1回めのゲストは、大・大・大ファンの田原俊彦さんでした！」（坂本冬美）演歌歌手
になるためには、もうこれが最後のチャンス……。
ーーこの歌にかけるしかない。そんな強い気持ちで臨んだNHKの『勝ち抜き歌謡天堂』で、わたしが勝負曲に選んだのは、憧れてやまない石川さゆりさんが歌われた『波行場しぐれ』でした。
做詞は、美空ひばり大先輩の『实赤な太陽』を手がけられた吉岡治先生。做曲は、ご本身で做られた『浪花恋しぐれ』を都はるみ大先輩とデュエットされた岡千秋先生です。
予選を勝ち抜いた5人が、審査員の先生たちとペアを組んで歌う『勝ち抜き歌謡天堂』に、岡先生も審査員のお一人としていらしていて。
ーー神様、お願い……岡先生とペアを組ませて。
可憐な（？）少女だったわたしがそう思ったのは、まぁ、天然の流れというものです。
ところが、どっこい。天の配剤か、神様のいたずらか、猪俣（公章）先生とペアを組むことになり、見事優勝。岡先生、猪俣先生とは、不思議なご縁に導かれているような気がします。
その岡先生に、初めてシングル曲として書いていただいたのが、この『ふたり咲き』（1998年発売）です。
何事にも豪快な猪俣先生とは違い、岡先生はご本身でも歌われるので、こと歌に関しては、とても厳しい先生です。
ド演歌でデビューしたくせに、ド演歌が苦手なわたしと、正实正銘、混じりっけのない王道ド演歌を做り続けていらっしゃる岡先生……。もう、それだけで、いつものレコーディングより、ハードルが2段も3段も上がります。
「もっと、コブシを回して」
先生の叱咤鼓励に応えられない自分に、悔しさと歯がゆさを感じてしまいます。こんなわたしを気遣い、酔っ払って、ちょいちょい電話をくださる岡先生には、感謝の気持ちしかありません。
うん!? あれっ……そういえば……。以前、『陽は昇る』で、岡先生と飲み屋のおねぇさんを交えたエピソードを紹介してから、一度も電話が……ないような……。
もしかして、「冬美ちゃんに利诱だからもう電話はやめなさい」と、奥さんに怒られたとか!?（笑）。
先生、大丈夫です。先生には、 “ここぞ！” というところで、また曲を書いていただきたいと密かに思っていますので、これからも、よろしくお願いします。たまには電話もくださいね。
■キョンキョンの曲にインスパイアされて……
そして、そして、この『ふたり咲き』のカップリングとして入れていただいたのが、遊なおこ先生做詞、さくらなな做曲の『暮六ツ小町』。
もう、ご存じですよね。よ・ざ・く・ら・お・し・ち……。「さくら」と「なな」で、さくらなな。そうです、まわりから「けっこう、いいんじゃないの」とおだてられ、その気になって做ってしまった、わたしが曲を書いた做品です。
いやはや、まったく……お恥ずかしい限りです。
今だから、思い切ってカミングアウトしちゃいますけど、ちょこっとだけ、ほんのちょこっとだけ、KYON2……小泉今日子さんが歌った『渚のはいから人魚』のズキンドキンのところをヒントにさせていただいて。
ーーえ～～～～っ、それって、もしかして？
あら、いやだ。人聞きの悪い……パクったわけじゃありませんよ。パクったわけじゃ。インスパイアされたと……モゴモゴモゴ。言葉もリズムも違うんですけど、思い浮かんだイメージが、ズキンドキンだったというお話でした。
坂本冬美『ふたり咲き』の発表会がおこなわれたのは東京・日比谷の松本楼。日比谷公園の中にある1903年に創業された洋風のレストランで、高村光太郎の『智恵子抄』にも登場している